座禅と聞くと、瞑想中に少しでも動くと和尚さんに竹刀でバシッと叩かれて怖いイメージがあると思います。
しかし、実際は全然そんなことはなく、純粋に自分自身と見つめ合う時間がとれて、とても心地よいものでした。
今回はそんな座禅の体験談を公開します。
無料座禅会の場所と時間
場所は海岸近くの山奥にあるお寺です。公共交通機関がないので、遠方の方は車がないと行くのは大変です。私も自宅からお寺まで約70キロあったので、車で2時間半かけて行きました。
だいたい毎週日曜日の朝7時に無料座禅会が開かれているので、初参加の日は、朝4時に起きて6時半頃に現地に到着しました。朝ごはんを食べる時間がなかったので、前夜におにぎりを作って、信号待ちの車の中で食べました。
一つやってしまった大失態があります。朝のお通じでトイレに行くタイミングがなく、お寺に着いてから急にお腹の調子が悪くなったことです。車の中で飲んだ伊右衛門のお茶とおにぎりの愛称がよくなかったのかもしれません。とにかくお寺に着いてからお腹がグルグル鳴って完全に下痢っぽかったので、仕方なくお寺のトイレを借りることになりました。オナラが出たときに、少し中身も出てしまっていたので、トイレの中でパンツをふき取りました。
こんな状態で座禅をやったので、正直気分が落ち着きませんでした。次回座禅をする時は、必ず朝のお通じをコンビニのトイレなどで済ませてから参加しようと反省しました。
座禅とは関係ない汚い話をしてしまってすみません。しかし、座禅をする前は、しっかり体調を整えることも重要だと思います。座禅にしっかり集中できないからです。
無料座禅会の内容
無料座禅会の内容は以下の流れです。私の他に参加者は3名いました。
1.時間になったら、仏壇の置いてある部屋に礼をして入っていく。
2.座布団の置いてある場所に足を組んで座り、手をまるの形を作って、瞑想する。この時、目は完全につぶらずに、半開き状態にする。完全に目をつむってしまうと、眠くなってしまうからだそうです。和尚さんが竹刀で叩くことはありません。叩く叩かないはお寺の方針によるそうです。
3.30分ほどの瞑想が終わったら、お経を読む。
住職さんのお言葉
座禅をしていると、これまでの出来事が頭にぽわっと浮かんできます。ストレスを抱えている人であれば、会社の嫌なことも脳裏に出てくるでしょう。実際、私もそうでした。
しかし、和尚さんが言うには、それを無理に止めてはならない、あるがままに受けとめて、座禅の最中に聞こえてくる自然の風や音を感じなさい、とのアドバイスでした。
私が座禅に参加しようと行動したきっかけが、持病のアトピーを克服したいとの思いでした。アトピーは抱えるストレスにより酷くなります。精神を鍛えてなんとかストレスを減らしたい。その思いが座禅会への参加を決意しました。
お寺によっては、竹刀で叩くところもあります。しかし、竹刀で叩かれることにビクビクしていると、自分自身を見つめ合うことに集中できないので、私が行ったお寺では叩かないことにしているそうです。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
座禅に対して、少し堅苦しくて意味のない行動だと思っていた方は、だいぶイメージが変わったのではないでしょうか?
本来お寺は仏教なので、人々の悩みや病気を解放させて、幸せにするためにあるものです。お寺はお坊さんだけの活動の場ではありません。たとえ、仏教に入らなくても、積極的にお寺の行事に関わることで、自身の悩みや病気から解放されるきっかけになるのかもしれないのです。
座禅も幸せになるための一つの活動に過ぎません。心を清くする活動は、写経やお経にだってあるのです。何かの持病で悩まれている皆さまも、是非お寺の行事に参加されてみてはどうでしょうか?
コメント